低消費電力によりバッテリ駆動も可能なため設置場所を選ばない
各種無線通信モジュールを搭載可能な中継機「J-Connect!」
低消費電力によりバッテリ駆動も可能なため
設置場所を選ばない
各種無線通信モジュールを
搭載可能な中継機
「J-Connect!」
エネルギーハーベスティングセンサ「EnOcean」や超省電力無線「BLE」等のIoT/M2M無線センサデータを多様な障害物を自動回避する920MHz帯特小無線で長距離を簡単に中継でき、低消費電力でバッテリ駆動可能なため自由度の高いセンサネットワークを構築できます。
IoT/M2Mセンサネットワーク構築において、モノとの接点であるセンサデバイスから取得したデータをクラウドまで送出するにあたり、氾濫している2.4GHz帯無線通信と比較して、多様な障害物・距離・設置場所、妨害波などに大きく左右されることなく容易に構築実現の機器としてご提供します!
中継機1⇒受信機1の参考距離(1秒毎にセンサデータを受信し途切れず中継を数分間確認)
中継機1⇒受信機1の参考距離(1秒毎にセンサデータを受信し途切れず中継を数分間確認)
- 当社ビル11F居室内⇒屋内防火階段4F踊場
- 当社ビル11F居室内⇒見通しが利かない220m先一般道脇
- 当社ビル11F窓際⇒見通しが利く500m先一般道脇
- 淀屋橋にある当社ビル11F居室窓際⇒見通しが利く1.6km先にある梅田のビル21F窓際
システム構成
センサから無線で送られたデータを受信し、そのデータを省電力で且つ障害物に対し回り込みが優れている920MHz特小無線(送信電力20mW)を使い中継します。
中継されたデータは終端の受信機まで自動的に転送され、受信機は受け取ったデータをUSB又はEthernetへ送ります。
中継機はマルチホップ通信に対応しているため、複数の中継機を自動的に経由するため、簡単に広域広大を構築できます。
中継されたデータは終端の受信機まで自動的に転送され、受信機は受け取ったデータをUSB又はEthernetへ送ります。
中継機はマルチホップ通信に対応しているため、複数の中継機を自動的に経由するため、簡単に広域広大を構築できます。
また動的に障害物を自動的に迂回するため、高信頼性のセンサネットワークを構築できます
適用例:距離延伸、建物間中継、フロア間中継、広域センサネットワーク構築
本機特徴
1) 低消費電力
- 受信待機時80mA、送受信時瞬間最大100mA(Ethernet接続時は常時160mA)
- 市販の安価なUSBモバイルバッテリをUPSとして使えるため夜間や長期連休中に商用電源が落ちる場所でも連続運用が可能です
連休前満充電時想定例(条件:消費電流平均85mA、Ethernet未使用、バッテリ経年劣化想定せず)
QE-AL301で60時間連続稼働(平日毎日8時間充電で2連休対応、放充電2700回繰返し7年間)
CP-S15で120時間連続稼働(平日毎日8時間充電で4~5連休対応、放充電1000回繰返し3年弱)
CP-S20で170時間連続稼働(平日毎日8時間充電で6~7連休対応、放充電1000回繰返し3年弱)
注)理論値であり実績ではありません。QE-AL301はパナソニック社製品、CP-S15,S20はSONY社製品
2) 電源2系統入力
- microUSBとACアダプタ入力の2系統が活線挿抜可能なため運用中に切替え可能です
- 設置場所選定時に商用電源が無い場所でもバッテリを交互に交換すれば連続試験可能です
3) 耐環境性
- 幅広い動作温度(標準仕様:-20~70℃ 特注高低温仕様:-20~80℃)で使用可能です
※但し、結露なきこと、ACアダプタは含まず - 低消費電力で信頼性が高い組み込みマイコンを使用しているため自己発熱も殆どなくIoTで求められる長期間の連続運用でも信頼性は高いです
- ご要望に応じて絶縁・防湿対策にコーティング・ポッティング加工が可能です
4)設置性、保守性
- 軽量(ACアダプタ含まず220g)でアンテナも可倒可能なため設置場所や方向を選びません
- 前面7セグメントLED×2で受信状況など設置時運用時に状態確認が簡単に行えます
例:中継機をバッテリ駆動で持ち歩き、最適な設置場所を選定することが可能です - USBとEthenetを標準装備しているため設置場所で詳細な状態確認が行えます
- USBにPC接続すればUSB400Jと同様にEnOceanフレームをDolphinViewで確認できます
- EnOceanでは複数中継機が同じセンサデータを受信しない様に中継機毎フィルタ可能です
5)多彩な拡張性(製品設計製造時に考慮している項目)
センサインターフェース(中継機、受信機に直結可能です)
- 交流or直流電流センサ(CT)
- 計装用センサ(平衡4-20mA)
- アナログ入力(ADC入力3.3V)
- デジタル入出力(DIO 3.3V)
- 平衡型I2C外部インターフェース提供(センサを4線ケーブルで100m以上延長可能)
通信インターフェース(特注で変更可能です)
- EnOceanをBLEに変更
- EthernetをRS485に変更
- 特小920MHz周波数変換リピータに変更(同一通信モジュールを2つ実装)
- 1つのセンサデータの2系統出力(USB、EthernetかRS485)に変更
- 技適取得済みのためEnOceanフレーム送信に対応(センサへのタイミング制御で実績有り)
通信プロトコル
- EthernetはTCP、UDP、DHCP、DNSは対応
- 市販のSIMフリー対応LTE/3Gモバイルルータを使えば直接クラウド接続可能
- 今後NTP、HTTP、MQTT、Modbusなど、ニーズにより多彩なプロトコルに対応予定
エッジコンピューティング
- 蓄積した振動センサデータから振動周波数を割り出すFFT解析処理実装可能
- EnOceanもセンサと相互通信可能なため、中継機と連携したセンサ開発など
ご要望に応じてファームウェアによる機能追加を承ります
センサーネットワーク構成図
★自社開発のため迅速にお客様のご要望にお応えした各種カスタマイズ致します
例:LPWA、WiFi、Zigbeeなど、センサ側中継側の各種通信モジュール置き換え実装