UWBを活用した高精度位置測定の調査
IoTソリューション開発
- ユーザー
- 総合電機メーカー
- 分野
- 通信
- 目的
- 最新のiPhoneに搭載されているUWBを活用した距離(位置)推定のAPI調査と距離(位置)推定の評価
- 担当フェーズ
- ソフトウェア設計~組み合わせ試験(評価)
- 利用技術(環境・言語等)
- iOS/Xcode/swift / Dart
- 開発期間/規模
- 1カ月/1.5KStep
プロジェクトの課題
- RSSI、位置情報など、利用するデバイスに関係なく、測定データとその時刻取得プロセスを共通化し、将来的な作業効率化を図りたい
- iPhoneで取得可能なUWBの測距データの精度について知りたい
共通測定ソフトウェア開発
・さまざまなデバイスで使用可能な共通測定ソフトウェアを開発する目的で、モバイル端末向けクロスプラットフォームの中から、将来性を考慮してFlutter(言語はDart)を採用。
・UWBデータを取得できるiOSネイティブアプリとFlutterのGUIアプリを組み合わせ、測距データを表示・保存するソフトウェア構成し、UWBや特定デバイスに依存しない測定アプリケーションのアーキテクチャを設計。
・収集データは、日時、距離、角度、GPS座標を含み、測定の開始・停止は簡単な操作でCSV形式で保存。これによりログの整理と比較が容易に。測定中の位置確認のためのマーカー機能も追加。
UWBの精度評価
・10cm~100cmを10cm刻み、1m~10mを1m刻みで各々約10秒間測定を実施。
・誤差は最小で1~3cm、最大で0.5~5cm程度という結果で、iPhone搭載のUWBの性能を確認。
・開発期間の制約により、屋内での測定のみ可能で、屋外での測定や角度評価は今後の課題。