自治体向け「ため池監視」のためのIoTソリューションシステム開発
IoTソリューション開発
- ユーザー
- 基板製造メーカー
- 分野
- IoT
- 担当フェーズ
- 外部設計~組合せ試験迄
- 利用技術(環境・言語等)
- (無線端局装置/サーバー局装置)C言語
(PCアプリケーション)C#
(Androidアプリケーション)java
(特小無線)LPWA
- 開発期間/規模
- (無線端局装置/サーバー局装置) 3か月/5KStep
(PCアプリケーション) 2か月/4KStep
(Androidアプリケーション) 2か月/4KStep
プロジェクトの課題
- 近年の異常気象による集中豪雨が原因で、ため池の決壊リスクを早期に発見する必要がある
- ため池が山間部や人里離れた場所に位置するため、通信環境が不十分
- ランニングコストを抑制しながら、効果的な監視システムを構築する必要がある
ため池の状態監視による決壊リスクの早期発見
兵庫県内の市役所からの要請に応え、5か所のため池に管理カメラと水位計を設置し、無線端局を通じてデータを市役所に転送するIoTソリューションシステムを構築しました。
これにより、ため池の画像と水位情報をリアルタイムで送信し、決壊リスクを早期に発見することが可能になりました。
通信環境の安定化&ランニングコストの抑制を実現
山間部や人里離れた場所での不十分な通信環境を克服するため、ため池にある無線端局から市役所のサーバー局への中継局を設置し、アドホック通信環境を構築しました。
これにより、安定した情報伝送が可能になり、市役所の居室PCからため池の画像情報や水位情報を監視できるようになりました。
また、無線免許や通信費用が不要な特定省電力無線機を使用することで、ランニングコストを削減し、効率的な運用を実現しました。
Androidアプリによる常時監視の実現
「いつでもどこでも状況を確認したい」という職員様の追加要望に応え、当社はAndroidアプリも開発しました。
これにより、自治体の職員様がリアルタイムでため池の情報を確認でき、決壊リスクの更なる早期発見に寄与しています。
日本マイクロシステムズではため池監視をはじめ様々なIoTソリューションシステムを開発しています。IoTソリューションシステムのことならお気軽にご相談ください。